2021年12月14日投稿
2023年12月11日更新(内容を書き加えています)
HSP気質な30代筆者が
女ひとり旅に夢中になった理由はこちら↓
Sawako profile / Blog concept
那須塩原ひとり旅
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[ナイトクルージング]予想外は楽しむためにあるもの
横浜駅から2時間ほどかけてみなとみらいの街を歩きさすがに足が疲れていましたが、ホテルメルパルク横浜に荷物を置いたら何だか疲れた体が嘘みたいに軽くなって、今度は山下公園付近とか中華街なんて行っちゃおうかしら、と急に元気になった筆者。
これも、日常をちょっと抜け出した自由な空間がもたらした解放感からかもしれませんね。
さて、のんびりまた歩こうなんて考えてたのが、何がどういうわけか筆者は初めてのクルージング船に飛び乗ることになります。笑
この予想外の展開が予想以上に楽しく想い出に残る時間になったので、今回は筆者が飛び乗った格安ナイトクルージング船をご紹介します。
それでは行ってみましょう!
横浜駅~ホテルまでの道のりはこちら。
女ひとり横浜の光に魅了される旅①横浜駅~コスモワールド編
女ひとり横浜の光に魅了される旅②コスモワールド~山下公園~ホテル編
クルージング船「マリーンルージュ号」
突然飛び乗ったクルージング船
時間は19時過ぎ。11月下旬ですが、ちょっと肌寒いくらいで歩いていれば全然気にならない気候です。
少しだけお腹が空いてきたので、横浜中華街の方へ行ってみようと思ったのですが…なんとものすごい人混みではありませんか!
コロナ禍だから人がいないんだなぁ~なんてここまで呑気に歩いてきましたが、飲食街はさすがにいるんですね。ちょっとあの人混みに入る勇気はないので即引き返し山下公園へ行きます。笑
ちょうど公園に入ったあたりで港のほうからなにやらアナウンスが聞こえてきました。
「この後19:30より出港いたしますマリーンルージュ号は、お席に余裕がございます。
当日券を販売いたしておりますのでぜひお買い求めくださいませ。」
最初はクルージング船に乗るなんて予定もしていなかったから聞き流していたけど、公園中にアナウンスが何回も何回も響き渡っている状態。
これは気になりだしてしまいますよね⁇笑
どうやら山下公園から出港するナイトクルージング船「マリーンルージュ号」が予約なしですぐに乗れてしまう、ということらしいのです。時計を見ると19:15。どうしよう間に合ってしまう。
でも、さすがに女ひとりでナイトクルージングなんて周りはカップルしかいないだろうし恥ずかしいです。絶対に冷ややかな目で見られそうだし、アナウンスを聞いていると120分コースらしいし、女ひとりで船の中で2時間も時間を潰せるはずがありません。
しかもチケット売り場で「ひとり」って言ったら二度見とかされちゃうんじゃないかしら…
やめておこう、と断念したつもりが足が向かった先はチケット売り場でした。
世間体よりも自分の少しの好奇心の方が勝ってしまうなんて、自分でも驚きでした。
別に周りに可哀そうな女だと思われてもいい、私は初めてのクルージング船に乗りたくなっちゃったんだ、と思って動いた自分に今は💮をあげたい気持ちです。笑
案の定、売り場スタッフさんも普通の対応で気にする様子もなく簡単にチケットを購入できました。
今回筆者が乗船するのは、食事なし乗船のみの120分コースです。
ちなみに2022年2月から乗船場所が山下公園からピア赤レンガ倉庫に変更となっているようですのでお間違いなく。
こちら→マリーンルージュ号乗船時刻・料金
食事つきのコースは値段が全然変わってきますので、ご予約の際にはご確認くださいね。
さて、シンプルな電飾で飾られた綺麗なマリーンルージュ号を目の前にしたら、さっき感じていた恥ずかしさとか緊張感はあっという間にどこかに吹き飛んでいました。
時には頭で悩み続けるのではなく、好奇心のままに行動してみるものですね。
では乗船時間になったのでさっそく行ってきましょう!
豪華なデッキを独り占め
さっそく乗船してみると船内はかなりの余裕がありむしろ貸し切り状態!(11月中旬という何とも半端な時期がまた良かったのかもしれません。笑)
出港前から船内をウロチョロと動き回っているうちにちらほらとカップルも増えてきました。それでも全部で12名ほど。もちろんひとり客はいませんでしたが、もはやそんなことはどうでもよくなっていました。ただただ贅沢な気分です。
さて船内にいるのももったいないので、デッキに出て出港の瞬間を全身で感じたいと思います。
デッキに上がるとまだ誰もおらず、優雅に広い空間を独り占めしてしまいました。見てください、誰もいません。笑
360度横浜の夜景に包まれうっとりしながら、予定になかった海の上にいる今の自分を冷静に見てみます。いや、今は別に冷静にならなくてもいいや。とことん楽しみましょう。
さて19:30、出港です!
船が出て数分で、さっきまで見上げていたマリンタワーがあんなに小さくなってしまいました。今、本当に海の上にいるのだと実感した筆者です。
赤レンガ倉庫近くで見かけたイベントの光線も、今は船上から優雅に見ています。
出港してからどのくらいひとりの時間を堪能していたのでしょう。だんだんとベイブリッジが近づいてきました。それに合わせるように船内からもカップルがぞくぞくとデッキに上がってきました。
あとから知りましたが、出港時には船内でアナウンスとともにみんなでウェルカムドリンクを楽しんでいたそうでワイワイと賑やかだったそうです。
全く何も知らない筆者は、デッキでポケーっと離れゆくみなとみらいの街を見ながらひとり黄昏ていたわけで…今思うとなんか、面白いです。笑
でも、知らなかったからこそこの船からの夜景を独り占めできたのだと考えると、悪い気はしないしむしろ良かったのかもしれません。こんなこともひとりならではの出来事です。
さてさて、カップルたちはそれぞれ自分たちの時間を楽しんでいて筆者を気にする様子すらありません。もう周りの目など気にならなくなっていましたが、思っているほど他人は自分のことをじろじろとなんて見ないものなんだな、と気持ちがさらに楽になった瞬間です。
船上から見る豪快なベイブリッジと大黒ふ頭
船上で夜風に当たること30分ほどでしょうか、とうとうベイブリッジが間近に迫ってきました。
遠くから眺めたり渡ることはあっても、なかなか下をくぐることってないですよね。筆者はなんちゃって初めてだったかもしれません。
ベイブリッジをくぐる前から終わるまでを絶対に動画におさめようと決めていたのですが、ここでスマホさんの調子が悪くなりカメラ機能も使えなくなります。汗
ちょっとさっきから使いすぎていたせいかしら、それともスマホばかり見ていないでせっかくの景色を楽しみなさい、ってことだったのかしら?と、色んな事を考えていたらあっという間にベイブリッジをくぐりきってしまいました。笑
ベイブリッジをくぐった後、みんなの反応が同じだったことが面白かったのですが、人って不思議なもので本当に感動したときは極端に言葉数が少なくなるんですね。
ベイブリッジをくぐるとき前は歓声が上がっていたのが、くぐった後は船上に静かなため息だけが漏れていました。筆者も同様、ため息しか出ませんでした。笑
少しの間ポケーっとしていると、女性スタッフさんが話しかけて下さってコースの説明だったり楽しそうにしてくれて、何だかこちらまで楽しい気分になりましたよ。
好きなことを話している時の表情って良いですよね!素敵なスタッフさんありがとうございました。
ベイブリッジに感動した後はこれまたなかなか近くでは見れない大黒ふ頭一体が登場。ゴジラかジョーズでも出てきそうな雰囲気でゾクゾクしてしまいます。
ん?なに?なんだって??
「おおぐろふとう」ではなくて「だいこくふとう」ですって?
知らなかったなぁ…笑
今この部分を読んで、筆者と同じように「えっ、おおぐろじゃないの?だいこくって読むの?知らんかった~」と思った方が絶対にいると信じております。笑
ということで、ベイブリッジをくぐり大黒ふ頭も過ぎて一面真っ暗な世界になると、一大イベントを終えたかのようにカップルたちは揃ってまた船内に引き上げていきました。どうやらディナーの時間みたいです。
予定も時間の縛りも全くない筆者は、その後も30分ほど暗くて静かな海をのんびりと眺めていました。
とはいえ季節は11月。さすがに肌寒いのでそろそろ船内でお酒を頂くことにしましょう。
ゆったり寛げる豪華な船内
12名ほどの乗客が同じ部屋で寛いでいるけれど、室内はかなり静かです。クルージングを楽しみながらディナーをする人たちはさすがに大人で落ち着いていますね。みんな小声で静かな時間をそれぞれ楽しんでいるようです。
筆者はというと、乗船前に300円で付け足したドリンクチケット(現在サービスがあるかは要確認)でシャンディーガフを頼んでみました。
お酒と一緒に可愛いお菓子もついてきてなんだかふわっと嬉しくなってしまいます。
シャンディーガフ1杯とこのお菓子で1時間以上もたせるのは正直かなり大変でしたが笑、なかなか寛げる贅沢な時間になりました。
とはいっても、ちみちみ食べていたお菓子もあっという間になくなり、スタッフさんに注文は大丈夫かと気にかけてもらったものの、これ以上の出費は避けたい筆者は何だか恥ずかしくなって部屋を出ることにしました。周りの目は気にならなくなったけど大盤振る舞いできない30代の自分が急に惨めに思えて恥ずかしかったんです。
皆さんも同じ状況だったら恥ずかしくなりますよね?ね?笑
そんなわけでデッキ前の前室で寛ぐことにしました。みんなお食事中なのでもちろんここには誰もいません。また独り占めしてのんびりしようと思います。
キレイに並べられたソファとクリスマス飾りがとても大人っぽく、落ち着いた空間が作り上げられています。だんだんみなとみらいの夜景も近づいてきて、周りがまたキラキラと輝き始めました。
すっかりここで寛いでのんびりしたところで、ナイトクルージング120分が終了しました。
マリーンルージュ号 ナイトクルージング詳細
正直、ひとりで乗るのなら60分コースでも十分楽しめるんじゃないかなと思います。
今回は120分は少し長く感じましたが後悔はなく、むしろ貴重な船上の時間をかなり満喫している自分がいました。懐に余裕がある状態なら、120分でも時間を持て余さず過ごせるかもしれないですね。笑
とにかくひとりでも全然大丈夫なことが分かったし、もし気になっている方がいたらひとりでも臆することなく乗ってみてほしいなと思いました。
新しい自分に出会えるかもしれません。
それでは詳細です。
横浜マリーンルージュ号 クルージング時間・出港時刻 12:00/90分 14:30/60分 17:00/90分 19:30/120分 出港場所 ピア赤レンガ (横浜市中区新港1-1-1 赤レンガ倉庫1号館海側) 料金(食事なし乗船料金のみ) 60分/2,400円(小人1,200円) 90分/3,000円(小人1,500円) 120分/3,000円(小人1,500円) ホームページ 横浜クルージング マリーンルージュ号
今回もここまで読んでくださってありがとうございました。
また次回の記事でお逢いしましょう!
Sawako
横浜駅東口を出発してコスモワールドにたどり着くまではこちら。
コスモワールドから赤レンガ倉庫を通ってホテルに到着するまではこちら。
横浜の旅を一気見するならこちら。