ホーム » ひとり旅 » 神社・お寺・八幡巡り » 荘厳寺(幡ヶ谷不動尊)(東京都渋谷区) » 女ひとり、仕事帰りに荘厳寺に呼ばれたから行ってみた~55555の不思議な体験~

2022年5月20日投稿
2024年9月16日更新

Sawakoこの記事を書いた人
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静寂に包まれた渋谷にある清岸寺
早朝、常徳院の梵鐘に癒される
山のてっぺんに聳える天空の鳥居高屋神社

ストレスを減らすためには歩くこと

荘厳寺


どんな仕事でも、週5日フルタイムで稼働していれば疲れが蓄積されてしまいますよね。
週休2日なんて正直足りないぞ?とよく考えている筆者ですが、この日はやっとこさ夜勤を終え、特に精神面での疲れが溜まりまくっていたので、ストレス解消のためにひとまず歩き出すことに決めました。

ストレスが溜まりすぎてどうしようもなくなった時や、モヤモヤして自分の考えがまとまらなくなった時、筆者はよく当てのない散歩をして気持ちを落ち着かせたりしているんですが、皆さんはいかがですか?自分なりのストレス解消法ってありますか?

どんなささいなことでも、自分の心がストレスに勝てちゃうくらい喜べることがあると強いですよね。

荘厳寺


この日は晴天。
季節は5月、早朝の風がとても澄んでいて涼しいです。これだけでも幸せ。
サクッと歩いて近場に気分転換しに行くのもいいし、電車に乗り継いで向かうちょい旅も良いですよね。夜勤明けで疲れていようが散歩は別腹です。笑
行きたい時に気持ちが向くまま行きたいところへ行く、これが一番の筆者のストレス解消法なんですよね。

光明山真言院「荘厳寺」での体験

基本的に、行先を決めていない時頼りにしているのがGoogleマップさん。
マップをスクロールしながらその時々で気になる場所を探すんです。その時間だけで実はワクワクしてしまうんですよね。
今回もいつも通りマップとにらめっこして、京王新線「初台駅」から散歩をスタートさせることに決めました。

今回訪れるのは東京都渋谷区のこのあたりです。


それでは早速行ってみましょう!

静かな住宅街の中のお寺
荘厳寺


今回降りた初台駅は、東京オペラシティ新国立劇場など魅力的な公共施設に徒歩2分でたどり着ける素敵な駅で、筆者も何度演劇やバレエを鑑賞しに降り立ったかわかりません。子どもの頃からお世話になっている駅でもあるんですが、今回鑑賞目的以外で降りたのは初めて。

駅を出たら早速歩き始めます。と、静かな住宅街をのんびり進んだ先に気になるお寺を見つけました。
それが今回ご紹介する「荘厳寺」。広い空間から優しい風がふわりと流れ込んできます。

荘厳寺

荘厳寺


普段何気なく歩いている時、突然お寺や神社が現れるとドキッとするのは筆者だけではないと思っているのですが、今回も早朝の静けさに見事に溶け込んだ荘厳寺の構えにドキドキな筆者です。笑

おばあちゃんに順番を抜かされた結果

荘厳寺不動堂


辺りには誰もおらず荘厳寺と筆者のふたりきり。笑
不動堂で手を合わせるべく優雅にのんびり歩き出すと、突然どこからともなくおばあちゃんが現れました。(きっと脇道から入ってきた地元の方だと思いますが)
そして筆者に気づくこともなく先に不動堂の前に立ち手を合わせ始めたんです。

別に時間に余裕がなかったわけでもないし、他に誰もいなのに後ろで待ってるのも急かしているみたいで嫌だなと思って、少し脇にそれておばあちゃんの参拝が終わるのを待つことにした筆者。

宇宙人みたいな桜の幹を眺めたり

荘厳寺


桜の幹から生えてきている謎の植物と睨めっこしたりしながら

荘厳寺


ひたすらのんびりと待ち続けます。
なかなかそこに立ち尽くしたまま動かないおばあちゃん、もう5分は優に過ぎています。
毎日の日課なのか、おばあちゃんの祈りが届いているといいなぁなんて思いながら待ち続けました。

そして待つこと10分ほど。
なかなか待ちましたがおばあちゃんは筆者に気づくこともなく、静かにその場から離れていきました。

さてやっと順番がきた!とお賽銭を握りしめ不動堂の方へ向かいながら、なんとなくスマホが鳴ったような気がして一瞬足を止めスマホを取り出しました。
普段なら参拝に向かう途中でスマホを見たりはしないのに、この時はなぜか気になったんですよね。
そしてスマホの画面を見て筆者、ビックリしてしまいます。

荘厳寺不動堂


なんとスマホの画面に映し出された時刻が「5:55」だったんです。それだけならたまに起こることだしそこまで驚かないのですが、筆者が訪れた日はなんと5月5日。
そうです、何気なくスマホを見た時刻が5月5日5時55分だったのです!

荘厳寺不動堂


参拝直前にこんな数字を見てしまってさすがにビックリした筆者、何を考えて手を合わせたのかすっかり忘れてしまいましたが、おばあちゃんが先に参拝していなかったら体験できなかった不思議な巡りあわせだったのです。
皆さんもこんな不思議な体験されたことはありますか?
神様のほんのちょこっとのイタズラだったのかもしれませんね。

山門の先には弘法大師

さて興奮冷めやらぬ筆者ですが、不動堂の脇にめちゃくちゃそそられる常夜灯が並んでいるので向かってみましょう。

荘厳寺本堂山門
本堂山門の常夜灯

渋谷区教育委員会の掲示があって、それによると山門の常夜燈は嘉永3年(1850)に建てられたものなんだだそうです。なるほど歴史を感じる構えなわけです。

山門をくぐってみると

荘厳寺本堂山門


すぐ脇に小さなお地蔵様が鎮座していて、あたりの空気がさらに透き通る感覚になります。

荘厳寺


さらに奥へ進むと、キレイに剪定され管理の行き届いた庭園とともに存在感のありすぎる真言宗の開祖「弘法大師」のお姿があります。なかなかにリアルなのです。

荘厳寺弘法大師の像
リアルですよね?ね?
荘厳寺弘法大師


こうやってお地蔵様や石像がいることで、自然と見守られているような安心感が芽生えるのがいつも不思議に思うのですが何なんでしょうか。
表情のある物体がそばにいてくれるだけで、同じ表情のある生き物ならではの安心感が生まれるんでしょうか。ふとそんなことを考えてた時間でした。
弘法大師とお地蔵様に見守られて心底安心感を味わった筆者です。

荘厳寺 詳細
渋谷区に咲いている花


人間関係であまりにもストレスが溜まってしまった時、筆者はとにかく歩きます。
歩くことで頭の中を空っぽにできたり、変わっていく景色やふと出逢える初めましての場所に癒されたりすることでいつの間にかストレスが半減できていたりするから。

物理的にストレスの元から距離をとって自分の好きなように過ごす時間。
これがあればどんなストレスにもひとまず打ち勝ててしまう、そんな気がしている筆者です。しっかり向き合うのはそれからでも遅くはないはず。
生きていれば必ずやってくるストレス、振り回されず向かい合えるようになってしまえばこっちのもんですよね。

見事に心身ともに癒され一時的な現実逃避ができた筆者、このあとストレスの元にも向き合うことができました。
そんな素敵な時間を与えてくれた荘厳寺詳細はこちらです。

光明山真言院荘厳寺(幡ヶ谷不動尊)

住所
東京都渋谷区本町2-44-3
アクセス
京王新線「初台駅」より徒歩10分ほど
山手通りと水道通道路の交差点近く


全国ほかにも魅力的な神社仏閣がたくさん!またひとり旅がてら色んな神社やお寺に出逢えたらいいな、と思っております。
今回も最後まで読んで下さってありがとうございました。
また次回の記事でお逢いしましょう!

Sawako