2023年7月1日投稿
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さて、緊急事態宣言が解除されて旅行関連の規制もだいぶ緩和されたのを受け、2021年12月に思い切って香川県にひとり旅に出たわけですが、あっという間に最終日になってしまいました。
今回は2泊3日で訪れましたが、正直全く足りませんでした。笑
高松市も琴平町ももっと楽しみたかったし、今回ご紹介する宇多津町と坂出市もまだまだ回りたかったし…。1か月は滞在したかったものです。
でも、旅行というのはそういうものかもしれませんね。少し足りないくらいがちょうどよくて、だからこそまた足を運ぼう!と楽しみが増えるのかも。
と、なんだか冒頭からまとめのようになってしまいましたが、カラッと晴天に恵まれた最終日の今回は宿泊先の丸亀駅から宇多津駅に移動して瀬戸大橋の近くをのんびりと歩いてみます。
今回歩いたのは宇多津町周辺です↓
それでは早速行きましょう!
丸亀駅から宇多津駅へ
さて前日は大雨に打たれ、ビチャビチャの状態でぶるぶる震えながら電車に乗ったわけですが、最終日の天気は前日が嘘のような晴天で、もう感動を通り越して感情が大混乱してしてしまいました。笑
ホテルから見えた丸亀市街がキラキラと輝いています。
軽く朝食を頂いてからチェックアウトをして、少しだけ駅周辺を歩いたら丸亀駅から宇多津駅へ移動します。
丸亀市街ももう少しのんびりしたかったなぁ。
電車で一駅、あっという間に宇多津駅に到着しました。
丸亀駅もそうでしたが、こちらも駅周辺がポカンと広くて心地よい風が吹き抜けるんですよね。
背景になだらかな山がひょっこりと顔を出していて癒されます。
海沿いを歩きながら瀬戸大橋を眺める
調べてみると宇多津駅から瀬戸内海までは余裕で歩ける距離。
早速テンポよく歩き始めます。
住宅街をまっすぐに抜けてのんびり進むこと15分ほど。
潮の香りとともに松並木が現れて、念願の瀬戸内海に到着です。
右に住宅街、左に広大な瀬戸内海という眺望。もうずっとここにいたいです。
海沿いは暴風で髪の毛がものすごいことになっちゃうし、昨日の大雨で海面は大荒れ状態。笑
それでものんびりした空気が流れているのは、広い海を守るような優しい町並みと優しい山々のおかげなのかもしれませんね。
さて、大暴れの海に気を取られながら歩いているうちにだんだんと視界が開けてきました。
瀬戸大橋です。念願の瀬戸大橋がやっと現れました!
何度も言いますが、前日の大雨が嘘のようにこの日は明るすぎるくらいの晴天。
大げさではなく、空も海も橋も船も何もかもが光り輝いているように見えます。
そして瀬戸大橋、格好良すぎますね。
余力があればひたすらに瀬戸大橋を歩いて岡山県まで行ってみたかったですが…、今回は瀬戸大橋の根元(?)まで歩いて満足しておこうと思います。笑
海沿いを歩いて、うどんを食べる
12月とはいえ日が出ていれば寒くもなく散歩しやすい季節。歩くのが楽しくてどんどん進んでしまいますが、そのぶんお腹も空いてきたのでこのあたりで昼ごはんにします。
狙いを定めて訪れたのは「めりけんや かけはし店」です。
首都圏にも最近進出していて驚いたんですが、宇多津駅の広告を見て気になっていたんです。
本当に海沿いにあって気持ちいいし散歩がてら寄るには最高の立地です。
駐車場は満車でやっぱり観光客が多いのかと思いきや、ナンバーを見るとどれも「香川ナンバー」!思わず笑ってしまいました。
地元の方々のうどん愛をひたすら感じられました。
店内はめちゃくちゃ混んでいて大行列!さすが昼時です。
そして注文の仕方も初めて聞くもので新鮮だし店員さんの威勢のいい声を聴いてるだけで元気がもらえます。
行列に並びながら私も注文の仕方を習得し…笑
「かけ!あつ!」
(温かいかけうどんのこと、みたいです)
と元気に注文してみました。なんだか香川県民になれたみたいでひとりニヤニヤしてしまったのは秘密です。
肝心のうどんもコシが強くてもっちもち、だしも癖になる味で箸が止まらない止まらない…笑
もう何もかもが最高でした。
うどん好きには香川県はたまらないですね。大満足です。
素敵なベンチでお腹いっぱいの身体を少し休めたら、もう少し瀬戸大橋に近づきましょう。
宇多津の住宅街を歩く
さて、筆者のひとり旅って目的はいつもほとんど決まっています。
それは「その土地の住宅街を歩くこと」で、もちろん観光地は観光地でキレイに整備されていたりおもてなしがあったり、ご当地料理が手軽に食べられたりとそこそこ満足できるんですが、筆者が無意識に求めるのは人々の暮らしに触れることだったりするんです。
朝、玄関から元気よく飛び出す子どもを見送るお母さんの表情
スーパーで買い物をしている老夫婦の姿
公園でキャッキャッ騒いでる子どもたち
家の前を箒履きしているおばあちゃん
好きな芸能人の話で盛り上がりながら帰宅する女子高生たち
そういう何でもない日常に触れたくて、ひとり旅をすると決まって住宅街に紛れ込んでのんびり歩く時間を作るんです。
どの土地にいてもだいたい話している内容は変わりません。違うとすれば方言や人々の口調くらい。
みんな同じように朝を迎えて、笑ったり喋ったり泣いたり怒ったりしながら日常を過ごしている。
ずっと無意識でしたが、どこかでそんな当たり前の日常を見て「私もこれでいいんだ」と納得したかったのかもしれないな、と最近では思っています。
何かで傷ついたり寂しくなった時や自分の平凡な生き方に不安になった時、知らない土地でも同じようにみんな日常を生きているのを見るだけで安心できるんですよね。
知らない土地だからこそ、だったりもします。
だからどうしても住宅街を歩くひとり旅ってやめられません。笑
皆さんは旅行をして必ず寄るところはありますか?
ひたすら宇多津の住宅街を歩いて近くのスーパーに寄ったら、UFOキャッチャーに夢中になっている老夫婦に出逢いました。
なぜか嬉しくなりながらまた歩き出します。
瀬戸大橋の根元
歩き出すと楽しくてどんどん進んでしまいますよね。
気づいたら宇多津町を抜け坂出市に入っていました。
瓦屋根の家は少なくなり、どこか工場地帯のような雰囲気になったようです。
そして瀬戸大橋はさらに近くなり…むしろ有名なロケーションは全く見えなくなりました。笑
見えたのは瀬戸大橋の根元です。
瀬戸大橋の全容を格好良く写真に収めるのも素敵なんですが、あえて橋の始まりを感じて記念に残してみるのも悪くないです。
自分だけの楽しみ方ができるひとり旅はやっぱり魅力的ですよね。
橋の根元を楽しんでから笑、すぐ近くにあった番の州公園に立ち寄ってみました。
一番先まで行ったら海と瀬戸大橋が見れるかな?とほのかな期待を込めて歩いてみましたが…
残念ながら海には辿り着けず…ひたすら深い森が続いていました。
まぁこれはこれでいいリフレッシュになったし気持ちよかったです。
またベンチで一休みしたら坂出駅を目指して出発です。
坂出市街を歩いて、うどんを食べる
宇多津町を歩いていた時から気になっていたんですが、坂出市に入ってからも所々にお地蔵さんだったり似たような石像がいらっしゃいました。途中には道の駅のようにお遍路さんの休憩所があったりして、筆者の住む土地では見られない景色でつい興奮してしまいます。
さて、ずっと歩き続けていましたがあたりが暗くなってきました。ちょっと雨も降りそう。
いい具合にお腹も空いてきたので、坂出駅に向かう途中でまたうどん屋さんに入ろうと思います。
国道をひたすら歩いて見つけたのがこちら。
「やなぎ屋」さんです。
時間も15時半と半端だったからか、店内は落ち着いていました。
セルフメニューの棚に、とことんだし汁に浸かりまくっている美味しそうな油揚げがあって、もうよだれが出てきたので即決できつねうどんにしました。笑
こちらも食べごたえ抜群、油揚げは甘いだし汁がしみ込んでいて美味しすぎるしうどんのもっちもちも本当に美味しくて…この文章を書いていたらまた行きたくなってしまいました。笑
うどんってどうして飽きがこないんでしょうね?
やなぎ屋さん、幸せな時間をありがとうございました!
町歩きで幸せなひとり時間
2泊3日の香川県ひとり旅もいよいよ終盤。
高松市街から始まって琴平町の金刀比羅宮、宇多津町の町並みと瀬戸大橋を満喫してうどんをたくさん食べて…まだまだ物足りないくらいですが飛行機の時間が迫っているので帰る準備をしましょう。
行きは高松空港からバスで高松駅に出ましたが、同じリムジンバスが坂出駅からも出ているようなので帰りは坂出駅から空港に向かうことにします。
バスの出発までまだ2時間ほどあるので…
ここでちょいと寄り道をして湯に浸かっちゃうことに!偶然見つけた「癒しの里 さらい」に立ち寄ります。笑
坂出駅まであとどのくらい時間がかかるか全くわかっていないくせに、のんびり湯に浸かろうとしているあたり…自分がB型だと実感する瞬間です。笑
誰かと一緒だと、湯に浸かりたくても相手がもし乗り気じゃなかったら我慢したりもしますが、ひとり旅は全く気にせずに自分の直感でどこへでも自由に動き回れます。
そのぶん、本当にしたいことができるし満足度が高いと思うんですよね。
温かい湯で全身が癒されたら、また元気に歩き出します。
渡ったのは両景橋。坂出市街の街並みと優しい山々や海が見渡せます。
目に映る景色がどれも新鮮で、どこも似たような景色なはずなのにやっぱり初めての場所はドキドキするものだし新たな気持ちになれてしまいますね。
橋を渡っている時も気持ちが満たされていて、本当に今回の香川旅に感謝しました。
そしてㇷと後ろを振り返ると…
夕焼けの中に瀬戸大橋のシルエットがくっきりと浮かんでいました。
工場のけむりと重なって、もう圧巻の格好良さ。
「また会いましょう」と言ってくれている気持ちになりました。
毎日この景色を眺めている坂出市の皆さん…いいなぁ。笑
最後に最高な瀬戸大橋を見られてテンションが上がりながらの坂出駅到着。
長かったけど幸せなひとり時間でした。
駅周辺はちょうどクリスマスイルミネーションで賑やか。またテンションが上がります。
大都会の広大なイルミネーションももちろん好きです。
でも、控えめでもひとつひとつ丁寧に設置されたイルミネーションを見ると人の温かさとか不思議と身近に感じられて嬉しくなるものなんですよね。
盛大なイルミネーションよりも感動している自分がいました。
最後の最後でキラキラな光景に包まれて、2泊3日の旅がキレイに彩られたような気がします。
香川県、改めて大好きな場所になりました。また行くぞ!
自分にしかできない旅がいい
旅ってお金をかければ楽しい、っていうわけでもないと筆者は思っています。
むしろ極力お金をかけずに自分の足で色んな場所を巡って、色んな一期一会を味わうことにこそ旅の醍醐味を感じるのです。
これからもそんな自分にしかできない自分だけのひとり旅をご紹介できたら、と思っています。
読んで下さってありがとうございました。
それではまた記事でお逢いしましょう!
Sawako