2021年12月投稿
2023年6月12日更新
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憧れの香川県へ
今回ご紹介する香川県高松市街はここです。
突然ですが、皆さんの好きな食べ物はなんですか?
筆者は小さい頃からうどんとみかんが大好きで、大人になるにつれて料理には欠かさず入れるというくらいオリーブ油が好きになっていました。
今までなぜ四国に旅しに行かなかったんだろうか?と疑問に思うほど、四国で生まれる食べ物が大好きだったことに最近気がついたのです。笑
となれば話は早い!ということで、長く続いていた緊急事態宣言も解除され徐々に外出しやすくなってきたわけだし…と、私は一旦お休みしていたひとり旅を再開し、香川県に飛んでみようと決めました。
これまでは関東近郊(横浜・熱海)を旅していたので、久しぶりの遠出です。
旅行2日目 金刀比羅宮参拝の旅はこちら
憧れの香川ひとり旅②∼金刀比羅宮でひたすら神様のパワーを頂いた日!前編∼(2021年12月)
憧れの香川ひとり旅②∼金刀比羅宮でひたすら神様のパワーを頂いた日!後編∼(2021年12月)
憧れの香川ひとり旅③~瀬戸大橋を眺めながら過ごす自由な1日プラン~(2021年12月)
成田空港から高松空港、バスで高松市街へ
東京での夜勤を終え、その足でそのまま成田空港へ。
京成スカイライナーに乗ってしまえば快適に空港まで爆睡して過ごせます。
働いて疲れた身体を少しだけ休ませて、バタバタの空港保安検査を済ませあっという間に飛行機に乗り込みました。
時刻は朝8時過ぎ。
早朝にも関わらず、スーツ姿のサラリーマンや家族連れまで、意外と乗客が多いことに驚きました。
女ひとりで歩いている人は筆者以外には見当たらず少し心細く感じましたが、乗ってしまえばそんなことは関係ありません。
なにしろこれから憧れの地に向かうんですから!
と、心の中でテンションをマックスにします。笑
成田空港から高松空港までは所要時間約1時間半。
多少の仮眠をとっているうちにあっという間に到着です。
幼い頃から親戚のいる北海道へよく降り立っていましたが、高松空港ののんびりとした優しい佇まいが、どこか北海道の女満別空港と似ている気がして懐かしく感じました。
到着後は空港から出発している高松空港リムジンバス(ことでんバス)に乗って、高松市街へと向かいます。所要時間は45分程度で、運賃は1,000円ピッタリ。
香川県の景色を目に焼き付けるべく、バスの窓に張りつく筆者。まるで、初めてバスに乗って興奮している幼稚園児
高松市街は県庁所在地というだけあって、建物が多く思っていた以上に賑やか!それでもごちゃごちゃして見えないのは、きっと高いビル群が少ないからだと思います。
バスを降りて、JR高松駅はどこだろう…とくるくるあたりを見回すと、なにやら可愛すぎる顔を発見しました。
JR高松駅です!
そして周辺にはかなり目立つタワー。
その名も高松シンボルタワー!
シンボルタワーが聳え立っているので、どこかで迷子になってもタワー目指して歩けば高松駅には辿り着けそうです。笑
さて、時計を見ると時刻は10:30前。
夜勤明けで急いで飛行機に飛び乗ってしまったので、正直ほとんど何も食べていなくてお腹はペコペコです。でも肝心のうどん屋はどこもまだ開いていない様子なので…
先に高松築港のほうへ歩いてみることにしました。
晴天の高松港をのんびり歩く
シンボルタワーの脇からサンポートフェリー乗り場方面へ。5~6分も歩けば港に出られます。
風が爽やかで波は穏やか。そのあたりに茣蓙でも敷いてゴロンと寝っ転がりたくなるくらいに落ち着く眺めです。
これが瀬戸内海ってやつか、とマスクの中で嬉しすぎてニヤニヤしてしまいました。
自然とどんどん歩きたくなります。
先端を見ると、何やら赤い灯台が見えるので迷うことなく向かうことにします。
灯台に向かう途中、左には女木島(めぎじま)、とその先に男木島(おぎじま)が見えました。
女木島の鬼ヶ島洞窟がとても気になっていたけど、今回はスケジュール的に断念。また再チャレンジできたらいいなぁ。
地元のおじいちゃんが気持ちよさそうにウォーキングしていたり、若い男性たちで釣りを楽しんでいたり、のんびりと自転車で進むおばあちゃんがいたり、平日とは思えないほど港は終始穏やかです。
赤い灯台までは近いようでなかなか遠く、小運動になりました。
辿り着いた灯台の正式名所は「せとしるべ(高松港玉藻防波堤灯台)」と言うみたいです。
高松海上保安部のホームページに丁寧な説明書きがありましたのでお借りします。
高松海上保安部/高松港玉藻防波堤灯台「ホームページによるバーチャル見学会」
灯台まで行ってみると360度海に囲まれている気分になり、いつまでもここで柔らかい風に包まれていたくなりました。
地元の人々が散歩コースにしている理由がよくわかります。
香川初のうどんは「郷屋敷サンポート店」へ
さて、もっと港でのんびりしたかったけれど、お腹が空きすぎてとうとう限界に達したので、またシンボルタワーの方まで戻ります。笑
お目当ては「郷屋敷サンポート店」。うどん屋さん。
外からでも見えるように、ビルの窓に「うどん」と大きく張り紙が出ていたので即決定した筆者。
開店と同時に店内に入ると、本店ではないものの昔ながらの落ち着く雰囲気があり、老舗の香りがぷんぷん漂ってきます。(カメラを構える雰囲気ではなかったので写真は控えました)
窓側のカウンター席に座るとまもなく、シャキッと明るい感じの女性スタッフさんがメニューの内容を教えてくれ、ここは迷わずタイムランチの限定食を頂くことにしました。
「料理長おすすめ」なんて書かれたらそりゃぁ…頼んじゃいますよね。笑
そして香川上陸初のうどんがこちらです。
限定20食でうどんは6種類から選べます。
天ぷらや煮物、炊き込みご飯がついて870円でした。お手頃!
味はしつこさがなく延々と食べていられるうまさで、うどんについては言うことなしの満足感があります。シンプルなうどんが結局は一番美味しいよね…と、女ひとり納得しながらほうばっていました。
史跡高松城跡 玉藻公園を歩く
念願の香川うどん1食目を食べて幸せを実感できたところで、Googleマップをさらさらと眺めながら気になるスポットを探します。
大抵のひとり旅は、行先だけ決めてあとはその時の気分で色々と動いていくのが、一番楽しい旅になると筆者は思っています。今回も大まかに「高松市街」と決めただけで、あとはノープランでやってきました。こういうのが結局めちゃくちゃ楽しいんですよね。
ということで、なんだか城跡が見たくなってきたので玉藻公園へ行ってみることにします。
中央通りに面した西入口からいざスタートです。
城跡を見るのももちろん楽しいけれど、門をくぐった時の何とも言えない静けさを感じるのが最高にワクワクする筆者です。
高松城は別名「玉藻城」と呼ばれているそうです。
万葉集で柿本人麿が讃岐の国の枕言葉に「玉藻よし」と詠んだことにちなんで、このあたりの海が「玉藻の浦」と呼ばれていたことが由来なんだとか。(玉藻公園リーフレットより)
中に入るとまず、そびえ立つ松の木々が迎え入れてくれます。これだけで異空間に迷い込んだ気分になれるから不思議ですよね。
あたり一面石垣が並び、松は風に揺られガサゴソと音を立てる。歩くと砂利がキュッキュッと鳴り響き、城の周りは清らかな水で囲まれています。
自然と一体になって生活していたんだな、と憧れの気持ちすら湧いてくるものです。
二の丸跡を通過すると見えてきたのが鞘橋。
天守閣と二の丸を結ぶ唯一の連絡橋だそうです。
当時は欄干橋だったそうで、江戸時代中期末ごろに屋根が付いたんだとか。
うっかり天守閣跡の写真を撮り忘れてしまいましたが、天守閣跡から見える水門からは船が行き来しているのが見えました。
石垣の階段を少し登っただけで見える景色がこんなにも広がります。まるで江戸時代にタイムスリップしてしまったみたい!
少しの間この場所から静かな景色を楽しんでみました。風がとにかく心地いい。
高松城の歴史はもちろん、高松市のことだってさほど知らず突然訪れたけれど、もうすでに親近感が湧き、後日ニュースで「高松市」のワードが出ると即反応している自分がいます。笑
「知らない」が「知る」に変わるのって楽しいですね。
玉藻公園の場所はこちらです↓
史跡高松城跡 玉藻公園 開園時間・料金 時期によって異なります。コチラを参照ください。 住所 〒760-0030 高松市玉藻町2番1号 アクセス 電車→ことでん高松築港駅下車、徒歩2分 /JR高松駅下車、徒歩5分 バス→高松築港停留所下車、徒歩2分 /高松駅停留所下車、徒歩5分 車→高松中央インターチェンジから約20分 (駐車場・駐輪場・大型バスに関してはコチラをご覧ください) 問合せ 〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎7階(文化財課) 電話:087-839-2660/ファクス:087-839-2659 HP https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kurashi/shisetsu/park/tamamo/index.html
住宅街を歩いてみる
ホテルのチェックインまで少し時間があるので、住宅街を散歩してみることにします。
なにか特別な建物があるわけでもないのに、街を歩いているととても居心地の良さを感じました。
静寂の中に瓦屋根の家が点在し、すれ違った小学生はみんなしっかりとヘルメットをかぶり、小さな踏切がたまに「カンカンカンカンカン」と可愛く鳴り響きます。
2両・3両の電車がコトンコトンと通過すると、またさっきの静寂な時間が訪れる。
情報と人で溢れた都会には、刺激やロマンが溢れていて私は好きです。でもそれ以上に、こうした静かな時間を堪能できる場所を求めていた自分にも気づきました。
高松駅を背に瀬戸大橋通りを道なりに進み、ちょこちょこと脇道を逸れながら自由に歩きます。
楽しい。
自動販売機でいつもと同じようなコーヒーを飲みながら知らない街並みをただ歩く、こんな贅沢な時間って滅多にありませんよね。
瀬戸大橋通りを過ぎると高松漁港に出ました。
漁港の脇に「浜ノ町公園」という小さな公園があって、そこのベンチに腰かけてひと休みすることに。波ひとつたっていない昼過ぎの穏やかな漁港。遠くには低い山々が滑らかに並び、何度も言いたくなるくらい本当に穏やかでした。
さて、チェックインの時間も近づいたので、1泊目のホテルへ向かうことにします。
夜勤明けで稼働している身体はさすがに疲れてきました。もう少し散策したいところですが、1日目はこのあたりで終了です。
ホテルに向かう途中、人生を2周目してそうな黒猫に出逢いました。笑
さて、1日目は高松市街の海沿いをのんびりと散策してみましたが、やっぱり知らない土地に足を運ぶって新鮮です。自分が生まれ変わったような感覚になるから不思議ですね。
ホテルで仮眠をとって、夜はまたうどんを食べに出かけようと思っていましたが、完全に爆睡してしまい断念。笑
初日の旅はここまでです。
2日目は高松市から移動して金刀比羅宮のある琴平町へ、最終日の3日目は瀬戸大橋のある宇多津町へ向かいます。
どうぞお楽しみに!
旅行2日目 金刀比羅宮参拝の旅はこちら
憧れの香川ひとり旅②∼金刀比羅宮でひたすら神様のパワーを頂いた日!前編∼(2021年12月)
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