ホーム » ひとり旅 » カフェ・食事 » TARO CAFE(タロ カフェ) » 女ひとり、一泊二日鈍行列車で向かう福島猪苗代の旅①〜猪苗代駅周辺の魅力~

2024年7月28日投稿

Sawakoこの記事を書いた人
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青森県の三内丸山遺跡を巡る旅
駅から徒歩2分で行けちゃう多摩湖
東山魁夷を感じられる千葉県の記念館

自分ストライキを無視しない

猪苗代町


働きアリのように変わらず会社へ行き、朝から夕方まで文句も言わず働く。家に帰るともうすっかり夜で、1日の終わりに日課の缶ビールをプシュッとあける。
「あれ、私何やってんだろな」なんて深いため息とともに本音がもれる毎日。

さて、大人になると社会に出て働くのは暗黙のルールなわけですが笑、皆さんは必要以上に働きすぎてはいませんか?
もちろん、働くこと自体が好きな人もいるでしょうし、個人的には「働く」ってめちゃくちゃカッコいい行為だと思っています。筆者だって毎日働きアリのように稼働してます。笑

ただ、無意識にため息が出てきたり突然涙がこぼれてきたり、空を見上げることがなくなっていたり笑顔が引きつり始めたらこれはもう「自分ストライキ」で、カッコよくは働けていない証拠。

つまり「この状態で働き続けてるとストレスで病気になるぞー!」と、身体全体が必死に自分に訴えかけているっていうことです。

ヤマユリ


自分ストライキは無視してはいけないし、早急な処置が必要ですよね。ね?

ということで今回は、気づいたら疲れ切っていた自分の心と身体を癒やすべく、福島県は会津地方にある猪苗代町へのんびり向かってみようと思います!

猪苗代町で一泊二日のんびり旅

猪苗代町


さて、都内から今回の目的地・福島県耶麻郡に位置する猪苗代町までは、新幹線を使ってしまえば1時間半ほどで到着できる距離にあります。
車や高速バスでも、午前中に出発してしまえば日帰りでも往復できるし、調べてみると意外と近いんですよね。

2日前に猪苗代町行きを決めた筆者。新幹線を使うか考えつつも、結局いつも通り都内から鈍行列車で4時間半かけてのんびり向かうことにしました。

今回訪れる猪苗代町はこのあたりです。

それでは行ってみましょう!

宇都宮駅から郡山駅まで2時間
郡山駅


都内から宇都宮駅まではなんとなく行動範囲というか、ふらりと寄れる距離な気がしているのですが、宇都宮駅を出発すると筆者は一気に旅モードに入ります。笑

まず乗車したのは宇都宮線。
以前那須塩原に訪れた時にも利用しましたが、車窓の景色がものすごく好きなんです。夏のこの時期は稲穂が青々としていて、なんだか元気をもらえる気がします。

猪苗代町


そして、宇都宮駅を出発してから黒磯駅→新白河駅と2回乗り換えをして、2時間で東北本線「郡山駅」に到着です。

郡山駅
郡山駅構内

都内から改札を出ることなく郡山駅まで来たので、Suicaの精算を駅員さんにお願いします。
(エリアが変わるとSuicaは使えても改札が通れないこともあるので、切符で乗車するか対応エリアから改札に入り直すなどした方が、駅員さんの負担も少なく自分も気楽かもしれません!)

一旦改札を出てみましょう。

郡山駅
お祭りの提灯がたくさん飾られています!

思っていたよりも大きい駅!
筆者は西の方にはよく旅をするのですが、意外と東北には来ていないことに気がつきました。子どもの頃によく家族旅行で来ていたのですが、改めてひとりで来てみるのも良いものですね。

郡山駅
郡山駅

郡山市のマスコットキャラクター「おんぷちゃん」と「がくとくん」がお出迎えしてくれます。笑

郡山市マスコットキャラクター
おんぷちゃん

郡山市マスコットキャラクター
がくとくん

郡山駅発の電車まで45分間あったので、ここで軽くランチをして目的地猪苗代町に向けて出発しましょう!

猪苗代駅が可愛すぎる
猪苗代駅


郡山駅から猪苗代駅まではJR磐越西線快速で約40分ほどで着きます。初めて見る景色ってワクワクしてしまいますよね。ここからどんな景色との出逢いがあるのでしょうか。

猪苗代町


電車からは絶えず田園風景が広がり、所々で白鷺が気持ち良さそうに飛んでいるんです。
環境の良さを感じちゃいますよね。

のんびりコトコト、2両編成の電車に揺られ到着しました、猪苗代駅です。

猪苗代駅
猪苗代駅

さすが土曜日ということもあって、2両はほぼ満員。猪苗代駅で降りる乗客もたくさんいました。
猪苗代湖へ向かう人が多そうですね。
みんなが改札口へ向かう中、筆者はホームにひとり残って撮影タイムです。笑

ひとり旅を始めてから、みんなと同じように動かなくても良いし、むしろ時間をズラして行動することで思いがけず素敵な空間に出逢えたりもするのね、っていうことに気づいたんです。

ほかのお客さんいたらこんな景色は撮れないですもん。笑

猪苗代駅


こういう撮影ポイントを探すのはだいぶ上手くなったような気がします。

さて脱線しましたが猪苗代駅、素敵です。

猪苗代駅
背景に聳え立つ山がカッコいいです(赤埴山?磐梯山?)
猪苗代駅
改札に向かう通路から見える景色も最高です
猪苗代駅
赤い手すりが可愛らしい
猪苗代駅
都会ではこの風景見られません!

改札をでてみると可愛らしい建物が並んでいました。

猪苗代駅

猪苗代駅
猪苗代駅

そして、ポスターがこれでもかってくらいに貼られた窓には思わず笑ってしまいます。

猪苗代駅
来て来て来て~!!!

近くの踏切も、まさに求めていた雰囲気で感動してしまった筆者です。

猪苗代町
ジブリみたい
猪苗代湖まで歩いてみる
猪苗代湖


この日は本当に晴天で暑さも都内となんら変わらないわけですが、風が吹くとめちゃくちゃ涼しいのと湿度はそこまで高くないので意外と散歩気分で歩き続けることもできます。
とはいえ気温は35℃ほどあり、15分歩いただけで結構な汗です。笑

猪苗代町


町はどこを歩いても田んぼがひたすら続きます。
「夏休みに出かけるおばあちゃん家までの道」ってタイトルで写真コンテストに応募したくなる風景。癒されます…

マップで見るかぎり、猪苗代駅から猪苗代湖までそんなに遠くはなさそうなので向かってみましょう。

猪苗代町
見渡すかぎり田んぼです!
猪苗代町
唯一の日陰です笑

真っすぐに続く一本道をひたすら歩いていると小さな神社を発見しました。寄ってみましょう。

古峰神社
東堂山と書かれてあります

近づいてみるとどうやらここは「古峰神社」という神社みたいです。いつ頃の建立かはわかりませんが雰囲気のある小さい神社でした。
ご挨拶に手を合わせましょう。

古峰神社
溢れんばかりの花との相性も抜群です
古峰神社
この景色たまらない

駅から歩くこと45分ほど、国道49号線にでました。
見渡すかぎりの自然に興奮しっぱなしで、筆者は暑さなどすっかり忘れていましたよ。適当な性格をしていてよかったと思う瞬間です。笑

猪苗代町

猪苗代町


国道を渡ると猪苗代湖はもうすぐそこです。あじさいは7月下旬でもまだまだ元気に咲いています。

猪苗代町

猪苗代町
空も大地も広い!
猪苗代町
猪苗代湖に続く小川が涼しげです

湖に近づくにつれて木が多くなり木陰もできたのでひと休みします。

猪苗代湖
昼寝しそうになるくらい心地よかったです

車では辿り着けないような小道を抜けて湖が見えてきました。なんだか地元の人になったような気がして嬉しくなっちゃいます。笑
猪苗代湖到着のようです。

猪苗代湖
この生い茂った緑の先に広大な猪苗代湖があります
猪苗代湖
めちゃくちゃ大きいですね
猪苗代湖
湿地帯のような箇所も
猪苗代湖

猪苗代湖


あまりにも大きくて驚きました。半周くらい猪苗代湖の周りを散歩できたら良いなぁなんて思っていましたが、いや大きすぎて徒歩では難しそうですね。笑
サイクリングがしたくてたまらなくなった筆者でした!

猪苗代湖
自転車なら最高そうです
センス良すぎる「TARO CAFE」
TARO CAFE


さて猪苗代駅から猪苗代湖までひたすら歩き続けてきたので、さすがに暑さでクラクラしてきました。笑
このあたりで、クーラーの効いたカフェにでも入って甘いケーキを食べたいものです。

ということで少し探してみると、何だか可愛らしい構えのカフェを見つけたので入ってみましょう!

TARO CAFE
TARO CAFE(タロ カフェ)

湖からさほど離れていない国道49号線沿いに構えている「TARO CAFE」さん。
湖畔のモダンなカフェ、という雰囲気です。このあたりにカフェだったりはあまりないことも関係しているのか、駐車場は車でいっぱいです。意外と地元の車が多いようですね。

外観からしてすでに期待値が高いので、早速入ってみましょう。
どうやらカフェに入る前にショップで注文をするみたいです。

TARO CAFE
カフェの入口と反対側へ先に行きます
TARO CAFE
思わず購入したドリップコーヒー3パック ¥500-

ショップで注文したら、番号札をもらってお店へ向かいます。

TARO CAFE
ワクワクする通路ですよね
TARO CAFE
雰囲気良すぎる。
TARO CAFE
入口は半透明な扉。オシャレすぎる。

店内が見えないのがまた期待値上がっちゃうんですよね。笑
扉を開けて中へ進むと、想像を超えた素敵空間が広がっていました!

TARO CAFE
ひとつひとつテーブルも椅子も違うんです!
TARO CAFE

TARO CAFE


店内の雰囲気があまりにもセンス良すぎて、数分間全身が興奮で震えていましたよ。
テラス席も充実していて眺めはひたすら大自然だし、少しくらい暑くても文句のつけどころがないくらい心地よい空間になっていました。
案の定テラス席は混んでいたので、筆者は店内でのんびりクーラーに包まれようと思います。
筆者が入ってから15分ほどで店内はほぼ満席。なるほど人気店なんですね!

さて先ほど注文したケーキがやってきました。ニヤニヤしますね。笑
筆者が注文したのはこちら。

TARO CAFE
バタフライピーソーダ(¥800-)
洋梨とコーヒーのタルト(¥520-)

このバタフライピーソーダがめちゃくちゃ美味しかったんです!
甘めのバタフライピーシロップが下に溜まっていて、ここにレモン汁をかけて飲むんですが柑橘系の香りと味が楽しめて爽やかなソーダでした。

そして洋梨とコーヒーのタルト!

TARO CAFE


洋梨はしっかりと甘めなのにコーヒーのさっぱりとした生地のおかげで口当たりがスッキリとするんです。しかもコーヒー豆を砕いたような粒々がたくさん入っていて食感も楽しみながら頂けました。

ひたすら歩き続けて疲れていた身体も、素敵なカフェに入って美味しいソーダとケーキを頂いたらすっかり回復です。大満足な時間でした!

TARO CAFEさんの場所はこちらです。皆さんもゼヒ素敵な時間を過ごしに行ってみてくださいね。


さてとお腹も満たされたので、町中を少し歩いてみましょうか。

道の駅 猪苗代
道の駅 猪苗代


この日は猪苗代スキー場近くのホテルで一泊するので、そろそろ山の方へ向かいつつ町中を楽しむことにします。
やってきたのは国道115号線沿いにある「道の駅 猪苗代」。道の駅ってそそられますよね。用事がなくても見つけるとつい入ってしまいます。皆さんもですよね?ね?
お土産コーナーも充実しているし、地元の農家さんの野菜だったりお菓子がたくさん並んでいるところも魅力のひとつです。
こちらの道の駅は食事処も充実していましたよ!お腹空いてたら間違いなくここでご飯食べてました。笑

道の駅 猪苗代
山に守られているみたいに見えます
道の駅 猪苗代
子どもが絶対に行きたくなるやつ!笑

建物内はめちゃくちゃ混んでいました!
人混みをかき分けながら買ったお土産たちはこちら。

道の駅 猪苗代
赤べこ可愛すぎ。
道の駅 猪苗代
デザインも可愛くて迷いました

本当は野菜をどっさり買いたいところでしたが、徒歩のひとり旅ではそれは致命傷になるので諦めましょう。笑
さぁ道の駅も楽しんだので、また歩き出します。

アイスを食べながら散策
お菓子の蔵 太郎庵


気持ちは全然元気だけどさすがは夏です。暑いです。
15分歩いたら休憩してまた15分歩いて、を繰り返しながら進んでいますが何かアイスでも食べたくなってきました。
と、本当にちょうどいいタイミングで現れてくれたのがこちら。
お菓子の蔵 太郎庵」さんです!これは救世主です。迷いなく入りましょう。笑

お菓子の蔵 太郎庵
お菓子の蔵 太郎庵 猪苗代店

店内は会津のご当地お菓子がズラッと並んでいました。まんじゅうやらブッセやら和菓子やらケーキやら、全部買いたかったなぁ。
ここではとにかくアイスが食べたかったのでアイスコーナーへ直行です。
買ったのはこちら。

お菓子の蔵 太郎庵
会津キャンディ いちご味(たしか…¥165-)

いちご味が爽やかな甘さで美味しかったです。
アイスってすごいですよね、食べたとたんに一瞬で涼しくなれちゃうんですもんね。満足です。

猪苗代町
あぁ気持ちが良いです
猪苗代町
スキーレンタルがあるあたりさすが猪苗代ですね
猪苗代町
橋を渡ります
猪苗代町

猪苗代町
橋の上からの眺めも素晴らしい
猪苗代町
白鳥のイラストが可愛いんです
猪苗代町
橋からは景色が一段と広く見えます
猪苗代町の公共施設がのどか
猪苗代町図書歴史情報館


ひたすら大自然を眺めて癒されてきましたが、町の中心部も覗いてみることにします。

必要なお店や公共施設はひと通り揃っていて、一か所にまとまっている感じがしました。スーパーもあるし、飲食店も数は多くないもののチェーン店が入っているしのどかに暮らせそうだなぁなんて、またいつものクセで移住シミュレーションをしてしまう筆者です。

それではいくつかご紹介しましょう。実際に訪れたら、もしかしたら移住したくなってしまうかもしれませんよ。

猪苗代町消防署
猪苗代消防署
猪苗代駅前郵便局
猪苗代駅前郵便局
猪苗代町図書歴史情報館「和みいな」

猪苗代町図書歴史情報館
猪苗代町図書歴史情報館「和みいな」
猪苗代町役場
猪苗代町役場
福島県猪苗代警察署
福島県猪苗代警察署
城南建設
建設会社(城南建設さん)の建物が可愛すぎてもう。
猪苗代のギャラリー
なんかカッコいい猪苗代のギャラリー

いかがですか?
建物が敷き詰められていないからか建物ひとつひとつにとてもゆとりがあって、それだけでのどかな気持ちで過ごせそうですよね。毎度のことながら住みたくなりました。

ほかにも飲食店やスーパー、コンビニ、小中学校や塾があったり大きな公園があったり旅館がちょこちょこ出てきたりと町中は暮らすにはちょうどいい規模だし、歩いているだけでも癒されました。

猪苗代町


さて、早朝に家を出て鈍行列車に揺られ辿り着いた福島県は猪苗代町。
1日中歩き続けてすっかり仕事のストレスも和らぎましたが、このままホテルに向かって温泉に入ったりのんびりと過ごしたいと思います。

猪苗代町


次回は、必死に山道を歩いて向かったホテル(笑)「レイクビュー猪苗代荘」があまりにも素敵だったのでご紹介します。
お楽しみに!

それでは今回も最後まで読んで下さってありがとうございました。
また次回の記事でお逢いしましょう!

Sawako