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生田緑地は緑あふれる自然公園
今回散歩したのはここ↓
生田緑地ホームページはこちら
神奈川県川崎市にある自然あふれた公園で、丘陵地の地形と里山の自然を最大限生かしているのが魅力的。
里山一帯に様々な種類の施設が建ち、何度来ても飽きないバラエティー豊かな公園になっている。
運動がてら散歩したい時、施設で遊びたい時、緑に囲まれながら軽食を食べたい時、気持ちを落ち着かせたい時、自然と一つになりたい時、黄昏れたい時、黄昏れたい時、黄昏れたい時…など気分に合わせて楽しめる。
個人的にはまぁ、黄昏れたい時が一番オススメかな?
梅園やバラ園・ホタルの里など、四季折々の花や植物を楽しめるのはもちろん、公園内の施設が充実しているのも特徴に一つ。
岡本太郎美術館や日本民家園、プラネタリウムのあるかわさき宙(そら)と緑の科学館、藤子・F・不二雄ミュージアムなど遊んで学べる施設ばかり。
各施設の詳細はこちら
小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩5〜6分
アクセスは、小田急線「向ヶ丘遊園駅」から徒歩5~6分。
駅前はファストフード店やスーパー・カラオケ店があったりと庶民的で栄えている印象で、生田緑地への案内板もあるので参考に歩けば、わたしみたいな相当な方向音痴でもない限り迷うことはないと思う。笑
府中街道を越えて道なりに進むと、正面に生田緑地の東口が現れる。
各施設へのアクセスはこの東口からが便利。
細かいアクセス方法や駐車場情報は、ホームページを確認してほしい。
駅から一番近い長者穴口から登ってみる
実は何度か訪れたことのある生田緑地。
一番大きな入口は東口だが、今回は向ヶ丘遊園駅から一番近い「長者穴口」から登ってみることにする。
東口よりも里山の自然をいち早く感じられる入口なのでオススメ。
入口はちょっと分かりづらいけど…
階段は整備されていて登りやすく、結構急斜面なので運動不足の人にはもってこいな入口。
あっという間に足がプルプルになれる!笑
階段は左右二手に分かれているんだけど、登るなら右側を進むのをオススメする。
なんでかって?
入口の「長者穴口」の由来になっている「生田長者穴横穴墓群」を見ながら登ることができるからだ。
昭和42年(1967年)に川崎市教育委員会による2度の発掘調査の結果
被葬者の骨や歯などのほか、遺骸に添えられた金環・管玉(くだたま)・小玉・銅釧(どうくしろ)・鉄鏃などの副葬品が、おもに玄室から出土しました。長者穴横穴墓群は、こうした出土遺物や横穴墓の形態などから、7世紀中頃から後半にかけて築造された、集団の家族墓や一族の墓ではないかと考えられます。
川崎市教育委員会「生田長者穴横穴墓群」より抜粋
ということがわかったのだとか。
これは見ないより見ながら登ったほうが絶対に面白い。歴史を感じながらスタートするのもいいもんだ。
登り始めて5分もすると見える景色が一変。
桝形山の自然の先には新宿の街並みまで見える。山自体は標高84メートルと低いけど、ちょっとの散歩コースとしては居心地の良い山だ。
景色をゆっくり楽しみながら足をひと休みさせたら、公園内の桜の名所「桝形山広場」へ。
公園内は分かれ道が何本もあって、自然の迷路気分を味わえる。
のんびり歩いて3~4分、あっという間に広場が見えてくる。
桜の名所「枡形山広場」に到着
緩やかな坂道を進み、小鳥のさえずりを楽しみながら心地よい風を受けながら…気分がとても良くなる。
裏門付近のあじさいは花をつける準備をしている。
裏門をくぐると、辺り一面桜景色が広がった。3月下旬、満開。
だいたい桜を見かけると、勝手に桜ソングが脳内再生される。笑
訪れた時間が早かったから展望台には上がれなかったけど、ここからの眺めもキレイなのでゼヒ行ってみてほしい。
犬を連れて散歩したりジャージ姿で軽くジョギングしていたり、ベンチに座って一息ついていたりと早朝から意外と地元の人たちに親しまれている広場らしい。
さてわたしもとりあえず桜の真下を陣取って、ぐでーんと腰かける。
何も考えずにただ座るだけ。
桜の花びらを一枚ずつ丁寧に見てみたり、目を瞑って春の風を感じてみたり。
近くで休憩していたおじいちゃんに何やらじっと見つめられちゃったけど、全然気にしない。笑
わたしは今、最大限にリラックス中なのだ。
桜って、人それぞれの想いをそのまま受け止めてくれているような繊細さがあってたまらない。
人の繊細さを形にしたのが桜なんじゃないか?ってくらいキレイで儚い花だと思う。
今回は逆走したが、東口から入るとこちらの正門に着く。しっかり正門から入りたい方は、長者穴口以外から進むことをオススメする。
曇りの日でも桜の美しさは変わらない。
枡形山広場から中央広場、東口へ
枡形山広場を出てそのまま道なりに坂を下っていく。
桜にも心惹かれるが、辺りを見回すとほかにも可愛らしい植物がたくさんで、とても華やかな気分になる。
坂を下り切ると、岡本太郎美術館に向かう道と東口に続く道とに分かれる。
今回はそのまま東口に出る。
くるっと枡形山をまわった今回の散歩。生田緑地の三分の一程度しかまわっていないけど、それだけでも自然を感じられて爽やかな気持ちになれる。
生田緑地を全部ゆっくりとまわろうとしたら、きっと丸一日かかる。いつかそれもやってみたいなぁ、なんて思った。
最後にひとこと
3月下旬。今回はすっかり生田緑地の桜は満開で見惚れてしまった。
幹から枝から、可愛らしく顔を出す桜の花びらたちを眺めていると、「そのままのんびり進んでいってね」なんて励まされているような気持ちになる。
いつ見ても桜はキレイだ。そして人の心を温かくし安心させてくれる。
1年を通して少しずつ成長し、冬の寒さに耐え抜いて開花させる鮮やかな花たちに、自分の人生を重ねてみてしまう人も少なくないと思う。
毎年桜を見るたびに、これまでの1年を自然と振り返る。
そして、また次の桜を見る頃わたしはどこに居て何をしているのだろう…?なんて感慨深くなってしまう時間も、じつは好きだったりする。
来年の春、今よりも成長できている自分がここにいることを桜に誓ったわたしだった。
桜って、いいなぁ。
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Sawako
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