2024年8月12日投稿
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夏をめいいっぱい感じたい
前日は猪苗代の町をとことん散策しレイクビュー猪苗代荘さんに泊まり、贅沢で優雅な時間を過ごした筆者ですが、あれだけ歩いたのに大自然を前にするともっと歩きたくなってしまいました。笑
なので、当初の予定ではこのまま猪苗代町を後にして郡山駅周辺でまったりする流れでしたが、予定変更してもう少し山の中を満喫しようと思います!
ということで今回は、帰り道に立ち寄ったら素晴らしすぎた土津神社(はにつじんじゃ)の魅力をたっぷりとご紹介したいと思います。
今回寄った土津神社はレイクビュー猪苗代荘からさほど遠くはない、このあたりです。
それでは行ってみましょう!
東北自然歩道(新奥の細道)をゆく
ホテルから山道を下っていくと、どうしても惹かれる小径を見つけてしまいました。小川に沿って整備された歩道が続いています。
見てみると「東北自然歩道(新奥の細道)」と書かれていますね。
調べてみると、どうやらこの歩道を道なりに進めば土津神社の正面まで辿り着けるようです!
これは行ってみるしかないです。
もうすでに気温がグングン上がっていますが森の中はやっぱり涼しいです。終始小川のせせらぎが聴こえるし山肌には緑がぎっしり、これぞ森林浴です。
10分ほどのんびりと歩くと、ちょうど目的地・土津神社の目の前に到着しました!新奥の細道、気持ち良すぎました。
自然と一体化する土津神社の魅力
白い鳥居と男坂・女坂
正面にやってきました。
鳥居はだいぶ大きいのに、周りの木がさらに存在感ありすぎていい感じに埋もれています。
早速鳥居をくぐってみると。
さすがに存在感あります。
そして目の前には急な階段。「會」と「誠」の旗が風になびいてカッコいいです。
こちらは男坂と呼ばれているそうですよ。
上から撮ってみてもカッコいいんです。力強くて凛々しい男坂ですよね。
ちなみにこちらは女坂。繊細な日本傘が並んでいて、女性ならではのしなやかさが表現されているようでした。素敵です。
さて階段を登ると目の前に感動の景色が広がっていましたよ!
風鈴とシャボン玉の幻想的な空間
さて土津神社は偉人を祀る神社の一つで、会津藩初代藩主の保科正之公をお祀りしている神社。晩年に至るまで神道を尊信していた正之公は、霊号を「土津」と奉られています。
「土津」とは「万物の理(神道の奥義)を究められた会津藩主」という意味で、「土(つち,はに)」は万物の始めと終わりを象徴しています。その理を体得したことから、「土」と会津の「津」を合わせて「土津」となったそうです。→参考ページ
色々と由来を知るのは面白いものです。
さて階段を登りきると見えたのがこれです。
風鈴とシャボン玉のコラボレーション、これは初めて見ました!
風鈴の涼しい音色とシャボン玉のふわふわと優しく舞う感じがマッチしていてとても幻想的で、夢の中にいるみたいでしたよ。
距離は長くないものの、来場者が幸せな気持ちになってしまう工夫がされていて感動しました。シャボン玉は冷風で飛ばされているからここを通ると涼しいし、こういうのありがたいですよね。日本人の優しさを感じるのは筆者だけではないはず。
さらに手水舎はこんな色鮮やかに。
見ているだけで心が鮮やかになるようです。
厳格のある本殿と末社
拝殿で手を合わせてからふと右を見ると、小さな社が並んでいるのが見えます。とても気になるので行ってみましょう。
はい、ここがその社が並んでいるところです。
巨大な杉並木に囲まれて階段も苔に覆われ、何だかジブリの世界に入ってしまったような空間です。
こちらは「末社」というところだそうで、正之公に仕えた家臣と早世した子を祀った社でした。
社殿を囲むようにして構えているんですが、何とも厳格のある雰囲気なんです。
ちなみに反対側には3社(石彦霊社,忠彦霊社,進功霊社)あり計7社並んでいます。亡くなってもなお正之公に仕え続けているような社の配置に、会津の歴史を深く知らない筆者でも感慨深いものがありました。
脇から見える本殿も厳格があります。かっこいい。
長い石畳を歩いて「奥の院」へ
ここまでですでに心が清らかになるというか整うというか、気持ちのいい状態になれた筆者ですが、土津神社に寄ったらぜひ行ってみたい場所がありました。
それが正之公のお墓(奥津城)がある奥の院です。
どうやらここまで向かうには500mほどの石畳を歩いて行くんだそうですが、入口はどこでしょうか。
あたりを見回してみると、末社の脇にありました。
奥の院の案内板よりも目立っているのが「熊注意」の看板です。正直ちょっと怖いですが、ここまで来たら行ってみましょう。(音のなる鈴とか身に着けて存在を知らせるようにした方がいいみたいですよ!)
巨大な杉並木の中、ただまっすぐに続く石畳の一本道。
ここに立ち尽くしているだけで厳格な気持ちになるんですよね。不思議です。
奥津城に向かって緩やかな坂道を登っていきます。
気温は高いんですがさすが木陰です、涼しい。
でもこの石畳、筆者だけでしょうか…とても歩きにくいんです。むしろ脇の砂利道を進んだ方が歩きやすくて、途中からは端っこの土の道を歩いていました。笑
さてここで一旦道路を挟みます。
道路を挟んでまた石畳の道に入りほどなくして、茶色い建物が小さく見えてきましたよ。
到着です!
何でしょう、神聖な空気だけが流れていて背筋がピンとします。
正面にご神門があってその奥に正之公のお墓があり、ご神門からお墓までは距離があって小高い盛土になっています。周りに柵があるのでお墓の近くまでは行けませんが、遠くから眺めるだけでも不思議と存在感を感じられて満足できるんですよね。
この空間でどのくらいボケーっとしていたかわかりませんが、遠くの方から家族連れが向かってくるのが見えるのでそろそろ戻ることにしましょう。誰も来なかったらまだまだ立ち尽くしていたかもしれません。それくらい居心地のいい空間だったんです。はぁ。
土津神社 詳細
ということで一泊二日で訪れた猪苗代の旅。最終日にここ土津神社へお邪魔しましたが、控えめに言って「立ち寄ってよかった」と思える神社でした。
神聖な空気に吸い込まれるように奥の院まで足を運び、神社を出るころには不思議と心清らかな自分になったようです。
この素晴らしい空間、是非とも体験していただきたいなぁと思いました。
それでは土津神社の詳細です。
土津神社(はにつじんじゃ)
住所
福島県耶麻郡猪苗代町字見禰山3
TEL
0242-62-2160
参拝時間
通常参拝は時間によらず自由に参拝可能
※授与所・祈願受付時間は決まっていますので、事前にHP等ご確認ください
アクセス
電車→JR磐越西線「猪苗代駅」よりタクシーで10分
車→磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」より猪苗代スキー場方面へ車で10分
ホームページ
土津神社公式HP
今回も最後まで読んで下さってありがとうございました。
大自然の中、心からリフレッシュできる福島県猪苗代の町。皆さんもゼヒ、おひとりでふらりと訪れてみてはいかがでしょうか?
それではまた次回の記事でお逢いしましょう!
Sawako