2025年2月11日 投稿
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年末年始にひとり旅してみたい!

突然ですが、皆さんは年末年始にどこかへひとり旅に出かけたことはありますか?
今まで筆者はサービス業だったこともあって、年末年始関係なく働いていたので正月を特に特別なものだとは感じていなかったのですが、今年は久しぶりにまとまった正月休みができたので、生まれて初めての年末年始ひとり旅を決行することにしたのです。
行き先は前々から気になっていた尾道古道としまなみ海道。
しまなみ海道はいつか自転車で横断してみたい!という強い夢があったので、今回思いきって年末年始に叶えてしまうことに決めました。笑
年末年始にひとり旅って、家族は?とか、寂しくないの?とか色々言われたりしますが、旅を終えた感想を単刀直入にお伝えします。
最高すぎました!!
ということで今回は、夜行バスで辿り着いた福山駅に何だか惹かれるものがあったので、まずは思いつくまま周辺をのんびり散策してみる回にしようと思います。
福山駅周辺が魅力的だった

年末、無事仕事納めを果たした筆者は急いで準備をし新宿駅から夜行バスに乗り込みました。
到着は東福山駅。早朝お腹が空いた筆者はすき家で牛丼を食べ笑、のんびり歩いて福山駅まで向かいます。
今回訪れた広島県福山市はこのあたりです。

はい、着きました!福山駅、なかなか大きい駅です。
早速カフェでコーヒーを頂きながら周辺の検索を。ひとり旅ではいつもざっくりとしかプランを立てておらず、あとは実際に着いてからその時の直感や気分で気になるところへ行くようにしているんです。
そうすることで、より自分が本当に行きたいと感じている場所へ行きやすくなる気がするんですよね。
そんな中一目散に飛び込んできたのが「福山城」です。駅のすぐ隣に位置しているではありませんか。
これは足を運ばずにはいられません、早速行ってみましょう!

目的地にこんなにすぐ辿り着いたのは、ひとり旅を始めて史上初めてのことです。笑
徒歩15秒で福山城に到着しました。
とここで、どこを見渡しても薔薇が咲いていることに気づきました。東福山駅から歩いている時も思いましたが、歩道に薔薇がいるんです。絶えず薔薇が植わっているので歩きながらどこか上品な気持ちになっていたんですが、福山駅に到着して「世界ばら大会」の横断幕をちらほら見つけ納得しました。
ばらのまち福山-福山市ホームページ
福山市の花は薔薇だそうでさらに少し歴史を調べてみると、戦後、人々の心に和らぎを取りもどそうと、市民の方たちが一丸となって薔薇を育て上げ今の優しく華やかさもある薔薇の街が完成したんだとか。

本当に至る所に薔薇が咲いているんですが、これがなかなか癒されるんですよ。
市と住民の方たちが一致団結しないとここまでの規模にはならないと思うんです。
美しい薔薇たちを眺めていて、福山市の方たちの熱い温かい想いを勝手に想像していた筆者です。

近くで見るほど惚れる福山城
とんどで飾られた福山城

薔薇のご紹介はまたのちほどするとして、徒歩15秒でたどり着いた目的地「福山城」を散策しましょう。
先述した通り福山駅にピタッと寄り添うように立っている福山城ですが、ここは徳川家康のいとこ水野勝成が1622年に完成させた福山藩のお城です。

さて進みます。

緩やかな階段をひたすら上がると門が見えてきました。(筆者は正門ではなく裏口から入ったようで逆走します笑)


逆光で陰になって黒く見えている城と松、存在感があって格好良くありませんか?筆者が住んでいる街ではまず味わえない風景に見惚れてしまいます。
階段を上がっていくと空間が開けて福山城が一気に目の前に現れました。

到着です!
写真で見ると小さく見えますが、実際に見ると結構迫力あるんですよ。広い空間にお城がドンと構えているとそれだけで安心感もあるものです。不思議だなぁ。
近くに寄ってみるとお正月の飾りがあってより華やかでしたよ。


これは「とんど」と呼ばれる伝統的な飾りで、どうやら福山市では毎年お正月にこの「とんど」を引いて町を練り歩き、飾りを焼いて1年間の無病息災を願う伝統行事が行われるそうなんです。
「福山とんど祭り」というもので、今回は時期が合わず見れなかったのですがいつかリベンジしたいと思います!(2024年のものがあったので貼っておきます)
城の裏側にある鉄板張り
とんどの飾りに目を奪われ細部まで観察していた筆者ですが、せっかく福山城に来ているのでお城も堪能しましょう。

ちょうど休館日だったので福山城内部には入れませんでしたが、周りを見るだけでも見応えがあります。
さてこの福山城、正面から見るといたって普通の白壁に瓦屋根の造り(この表現で合ってるのかしら?笑)なんですが、実は裏側にまわってみると全く別の顔を見せてくれるんです。
それがこちら。

そう、黒いんです。そして頑丈な鉄板張りになっています。
この鉄板張りは天守北側にあり、今張られているものは2022年8月の築城400年に合わせて全国から寄付を募り完成させた当時の復元だそうですが、当時も防御力を上げるために鉄板が張られていたみたいです。
白と黒の基調が何とも格好いい福山城です。

鉄板張りについては説明書きもありました。めちゃくちゃ詳しく書かれてあるので訪れた際にはゼヒ読んでみてくださいね。

地元の愛を感じられるお城

お城周辺ってどこもポカっと広くて、寛げる場所として訪れる人もたくさんいると思うんですよね。そんな中でもこの福山城は地元の方にとても愛されているんだろうな、という感覚に筆者はなりました。
先述した薔薇の話やとんど祭りからみても、筆者が訪れたこの日、地元の家族連れがたくさん福山城を訪れていたことからみても、人々の福山城への愛を感じられずにはいられなかったんですよね。


ちなみに筆者は行けなかった福山城博物館にも様々な福山情報が溢れていそうなので、機会があれば立ち寄ってみてください。

さて筆者は裏門から入ってしまったようなので、逆走して表門に向かいます。笑
一番最初に出会うはずだった「筋鉄御門(すじがねごもん)」です。


筋鉄御門の説明書きもありましたよ。

ということで筋鉄御門を通って階段を降り、正面入口までやってきました。
語彙力がないのが残念ですが、やっぱりこちらが正面っていう感じがしますね。笑

福山城 詳細
すっかり福山城を満喫した筆者。もう少し福山の町を歩いてみたくなりました。
と、その前に福山城の詳細です。
福山城
住所
〒720-0061
広島県福山市丸之内1-8
TEL(福山城博物館管理事務所)
084-922-2117
開館
9:00-17:00(休館日/月曜日)
料金
敷地内無料(博物館は有料)
アクセス
JR福山駅北口(福山城口)目の前
※博物館までは徒歩5分ほど
ホームページ
福山城博物館
福山市ばら公園の美しさ
さてもう少し福山の町を散策したくなった筆者、適当に町中をのんびり歩いていると何やら大きな公園に突き当たりましたよ。行ってみましょう!
広大な敷地とオシャレな空間

道路に面した一角に突然現れた緑の空間。入口を見てみると「福山市ばら公園」と書かれています。

さすがは薔薇の町、入口から雰囲気あります。
この公園の始まりは1956年までさかのぼり、公園付近の住民が薔薇の苗を約1,000本植えたことからなんだそうです。それにしてもやっぱり地元愛を感じますね。

敷地は結構広くて、公園内を埋め尽くすように薔薇が植えられています。脇の歩道も可愛らしく、歩くだけでどこか別の国を訪れたような楽しい気分になります。


どこを歩いても薔薇を眺められるようになっているんですね。
冬でも咲き誇る薔薇たち
勝手なイメージで、薔薇って5月頃にしか咲かないものだと思っていたんですが、年末の寒い時期にもたくさんの薔薇があちこちで咲いていて、筆者は正直驚きました。


見頃の時期にはきっと、アーケードにもツルが巻き付いて薔薇のトンネルも見れるでしょうし、冬よりは断然かなりの数が咲き誇っているんでしょうけど、これはこれで心を穏やかにさせてくれるしほっこりしましたよ。



ここまで足を運んでみて良かったなぁと思いました。
近くの自販機でホットコーヒーを買い、ベンチに座ってのんびり薔薇を眺めながらコーヒーを飲む時間、最高でした!寒かったけど。笑
今度は薔薇のシーズンにも訪れてみたいものですね。
福山市ばら公園 詳細

癒され穏やかな気分にさせてくれる福山市ばら公園、ぜひ機会があったら訪れてみてください!
それでは詳細です。
福山市ばら公園
住所
〒720-0803
広島県福山市花園町1-6
TEL(福山市役所公園緑地課)
084-928-1095
入場・時間
無料・常時公開
駐車場
普通車 26台/1時間まで無料・1時間を超える場合は有料
大型バス駐車可能
アクセス
・JR福山駅南口より約15分
・JR福山駅北口から中心部循環バス・まわローズ・青ルートで
「ばら公園前」下車 徒歩0分
ホームページ
https://www.fukuyama-kanko.com/travel/tourist/detail.php?id=96
尾道に到着する前にこんな素敵な想いができるなんて思ってもいなかった筆者。これだからひとり旅はやめられないですよね。
今回も素敵な土地・空間との出逢いに感謝して、記録に残すべく記事にしておきました。もし誰かの旅の参考になることがあれば幸いです。
それでは今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお逢いしましょう!
Sawako