ホーム » ひとり旅 » 女ひとり、初めての会津若松に魅了される旅②〜情緒あふれる秋の夕暮れの武家屋敷編〜

2025年9月17日投稿

Sawakoこの記事を書いた人
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会津若松の紅葉&東山温泉の魅力
夏の猪苗代町は自然のパワーがすごい
香川県にある天空の鳥居の迫力


歩いて温泉に浸かってまた歩く

武家屋敷


皆さんこんにちは!
前回の会津若松記事からだいぶ時間が過ぎましたが、内容は覚えていますか?笑
はいそうです、ひとり徒歩で向かった東山温泉「原瀧」さんのお話です。

女ひとり、初めての会津若松に魅了される旅①
  ~無料で味わう東山温泉「原瀧」と見事な紅葉~

今回はその原瀧さんでゆったり温泉を味わったあとに訪れた、会津武家屋敷の魅力をお届けします。

歩いて温泉に浸かって、また歩く。
せっかく身体の疲れが取れて全身ほぐれたのにもったいない…と言われそうですが、温泉に浸かった後って無性に外を歩き回りたくなりませんか?なりますよね?ね?ね?

涼しい風に包まれて、こんなに素晴らしい紅葉を眺めていたら自然と足取りも軽やかになっちゃいます。

東山温泉「原瀧」


ということで、山を下りきってまもなくして現れた会津武家屋敷。
早速行ってみたいと思います!


夕暮れの会津武家屋敷へ

今回訪れたのはこのあたりです。


人影のない武家屋敷に到着
会津武家屋敷
武家屋敷入口

東山を下りきってそのまま道なりに325号線を進むと、ほどなくして右側に立派な屋敷群が見えてきます。ここが会津武家屋敷。

今回筆者は何の前情報もなく訪れましたが、頂いたチケットには簡単な説明が書いてあったおかげで心構えができましたよ。

「会津士魂の道」

会津藩の武家屋敷は、戊辰戦争によって殆んどが武具、家財とともに焼失した。
この武家屋敷には、二年余りの歳月をかけて追手門前にあった家老西郷頼母邸を復元したものを中心とし、武家文化にかかわる建物が建ち並ぶ。~

武家屋敷チケットより抜粋


さて時刻は16:20くらい。武家屋敷に到着しましたが人影がまったくありません。
と、チケット売場付近の表示を見ると閉館時刻17:00の文字が!
これはそんなにのんびりと見てもいられなそうですね…少しだけ急ぎましょうか。笑

筆者は行き当たりばったりな無計画歩き旅が基本スタイルなので、その場で気になった建物にお邪魔すると、閉館ギリギリとかまさかの休館日だった!とかよく経験するんです。
自慢ではありませんが、おかげで今ではこういう状況になっても焦ることなく楽しめる精神になってしまいました。えっへん笑
では、周ってみましょう。

会津武家屋敷


武家屋敷の門をくぐると順路表示があって(少し急いでいた筆者はおそらく順路通りには進んでいませんが)、順番に屋敷を巡れるようになっています。
ほんのちょっとの石畳でさえ趣を感じます。時代劇のセットに潜り込んだみたいです。

会津武家屋敷
どこもかしこも紅葉真っ只中で見惚れます


家老屋敷 西郷頼母邸

園内は順路はあるものの回遊式になっているので、気になったところを行ったり来たりもできます。人がたくさんいたら邪魔になってしまうけど、なんせこの時間は筆者のみです。自由に回りましたよ。

やってきたのはチケットにも書かれてあった西郷頼母邸です。

会津武家屋敷


時期的にちょうど「“繚”菊花」という菊を飾る秋のイベント中(10月中旬~11月下旬)だったみたいで、頼母邸を中心に色鮮やかな菊で彩られ園内は華やかでしたよ。
こういう偶然に遭遇できるのも、無計画ならではなのです。笑

会津武家屋敷
キレイの一言に限ります

華やかさの中に供養の意味も併せているような雰囲気があります。
菊の道を通って中に進みます。(この日は何やら撮影隊も入っていました)

会津武家屋敷

会津武家屋敷


なぜか女中部屋に見入ってしまった筆者。写真が女中部屋しかありませんでした。悪しからず。
しかし、ここは心にずしっとくるものがあり、写真におさめていました。
蝋人形による自刃の場を再現した空間です。

会津武家屋敷


なぜか空気がシンと静まり返っているのを感じました。気のせいだったのか何だったのか。
筆者はこの1枚しか撮らなかったんですが、蝋人形は所々に設置されていて当時の暮らしの様子を柿間見ることができますよ。


光が洩れる優しい茶室

さてあっという間にあたりが暗くなってきました。時刻は16:45です。さすがは11月です。日が暮れるのが早い。
急ぎ足で茶室の方へと向かいましょう。

会津武家屋敷
茶室へ続く道は雰囲気がガラッと変わります
会津武家屋敷
茶室前の門も趣があります

小道を抜けると茶室に到着です。

会津武家屋敷
茶室
会津武家屋敷


薄暗くなってきたからこその趣を感じられました。なんかこの雰囲気とても好きです。
上からも撮ってみましたが、紅葉と部屋内の優しい灯りが相まって落ち着いた雰囲気を見せてくれてますね。

会津武家屋敷

会津武家屋敷
こちらでお茶を頂きたくなります

閉館までの15分間、筆者はこの茶室の周りをぐるぐると周っていました。
古き良き日本の家屋を堪能できる空間でした。ずっとここにいたい。

閉館時間も迫ってきたのでそろそろ移動しましょう。
帰りの小道もまた薄暗いからこその魅力にあふれていました。

会津武家屋敷


規模はそこまで大きくないのに、周りに木々が集まるだけでこんなにも広く感じられて、かつ自分だけの特別な空間に仕立て上げられる、そんなここの茶室。
もっと長く居座っていたかったです。

会津武家屋敷
この設計考えた日本人、天才だと思います


会津武家屋敷 詳細
会津武家屋敷

今回は時間に余裕がなく40分ほどで流れるように見て行きましたが、だいたい1時間ほど余裕を見てもらえれば西郷頼母邸から茶室はもちろんのこと、両脇に構える会津天満宮や会津武家屋敷守護神、手作り体験館に心の美術館青龍、歴史資料館に会津のくらし歴史館、売店やお食事処など盛りだくさん楽しめると思いますよ!
筆者もまたいつか時間に余裕をもって再訪したいと思います。笑

それでは詳細です。

会津武家屋敷

住所
〒965-0813
福島市会津若松市東山町大字石山字院内1
TEL
0242-28-2525
開館時間
【4~11月】8:30~17:00(最終退館17:30)
【12~3月】9:00~16:30(最終退館17:00)
入場料
【一般料金】大人:950円/中高生:600円/小学生:500円
【団体料金】大人:850円/中高生:500円/小学生:400円
【障がい者料金】大人:650円/中高生:450円/小学生:350円
【年間パスポート】1枚1,500円 ※特典あり
アクセス
・JR会津若松駅よりタクシーで約7分
・JR会津若松駅より徒歩で約1時間
・JR会津若松駅よりまちなか周遊バス「あかべぇ」乗車で約15分
「会津武家屋敷前」下車
まちなか周遊バス「あかべぇ」
・磐越自動車道 会津若松ICより車で約15分
駐車場
無料(乗用車100台・バス20台)
ホームページ
会津武家屋敷公式サイト


今回も最後まで読んで下さりありがとうございました!
また次回の記事でお逢いしましょう。
Sawako